ハイドロキノンは肌表面のシミを薄くするだけでなく、メラニン色素の合成を阻止する働きがあります。例えば紫外線がメラノサイトを刺激して、メラニン色素を作って肌表面にシミを浮きだたせるという仕組みを、防ぐことができるというわけです。
表面にあるシミと、シミを作り出そうとするメラノサイトの抑制ができるのは一石二鳥ですね。
肝斑や老人性色素斑、レーザー治療後にできてしまった色素沈着にも、使われています。皮膚科等で処方されるハイドロキノンは4%位が多いようです。この濃度であれば十分効果を感じられるはずです。
使い方は、洗顔後化粧水を塗り、ビタミンC誘導体をシミ部分に塗り、しばらく置きなじませます。浸透させてから、普段使っている乳液やクリームを塗り、最後にハイドロキノンをシミ部分にさらに塗ります。私の場合はシミ部分を除く場所だけ先に乳液、クリームを塗り、シミ部分だけビタミンC誘導体の上に直でハイドロキノンを塗っています。乾燥が気になる場合はしばらく経ってハイドロキノンが浸透したころを見計らって乳液・クリームを塗ります。
ハイドロキノンはシミを消せるほどのクリームですから、開封後は酸化してしまう前、1か月ほどで使い切りましょう。たまに使用するのではなく、重点的に攻めましょう。塗り忘れなどあると、効果が半減しそうでもったいないです。1か月使い終わる頃には鏡を見るのが楽しくなります。
ハイドロキノンを始める前にシミ部分の写真をぜひ撮ってください。毎日見ていると、本当に薄くなったか分からなくなります。1か月後写真のシミと比べると納得できると思います。
気にしなければいいのに、気になりだすとこのシミさえなかったら、5歳くらい若く見えるはずなのに…とため息が出ることがあります。皮膚科や整形外科に行ってみたいけど、どれくらいの費用がかかるか、痛みはどれくらいか、伝えたいことが伝わるか、など自ら敷居を高くしてしまいがちです。色々考えるくらいなら、ハイドロキノンをぜひ使わない手はないです。
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